露出のコトとか感度のコトとか
勉強会でつらつらとメモったモノを幾つか。
1.望遠鏡&カメラの温度を上げすぎない為に、レスキューブラケット(アルミホイルみたいなヤツ)で機材を覆うコト
2.熱での伸縮でピントはずれるモノなので、小まめにピントはチェックするコト
3.皆既1〜2分前でフィルタは外すコト(食分97.3%〜98.6%)
ここで、1、2に付いてはメモっておけば良いけども、3は露出をナンボにすれば良いか不明なのがナンともヽ(´д`)ノ
と、諦めるのもナンなので、某参考図書から
t(秒)=F(Fナンバー)^2/(I(ISO感度)x2^Q(露出指数))
なる数式をば拝借。で、最も露出が難しそうなダイヤモンドリング(≒ベイリー・ビーズ)ではどうなるかと云うと
t = 5.6^2 / 100 x 2^11 = 0.000153125 ≒ 1/6400
てな値っぽい。同様に他の状況下での露出時間を表記してみる。
撮影対象 | 露出時間 |
---|---|
ベイリー・ビーズ | 1/6400 |
彩層 | 1/3200 |
プロミネンス | 1/1600 |
コロナ0.1 | 1/400 |
コロナ0.2 | 1/100 |
コロナ0.5 | 1/25 |
コロナ1.0 | 1/6 |
コロナ2.0 | 1/3 |
コロナ4.0 | 1/1.6 |
コロナ8.0 | 2.5 |
因みに上記のコロナ2.0とは、コロナの広がりを太陽半径の2.0倍まで写し込めると云う意味で、ISO100ではコロナ1.0までが限界(昨日の固定撮影での許容露出時間から)。
トコロでデジタルカメラの場合ISO値の変更が簡単に出来るので、コロナを撮影する時のみISO800としてみると、
撮影対象 | 露出時間 |
---|---|
ベイリー・ビーズ | 1/6400 |
彩層 | 1/3200 |
プロミネンス | 1/1600 |
コロナ0.1 | 1/3200 |
コロナ0.2 | 1/800 |
コロナ0.5 | 1/200 |
コロナ1.0 | 1/50 |
コロナ2.0 | 1/25 |
コロナ4.0 | 1/13 |
コロナ8.0 | 1/3 |
となり、焦点距離500mmでのAPS-Cの画角でめいいっぱいとなるコロナ4.0を十分にカバーできるコトが判る。
ISO400としてもコロナ4.0で1/6となるコトから、後日ISO400とISO800の撮影比較を適当な対象でしてみてISO感度を決めてやろうかと。